非認知能力の2つの重要ポイントと伸ばすタイミング

非認知能力といっても非認知能力は様々あります。その中でも2つの重要なポイント(能力)と、意識すべきタイミングを知ることでより効率的、効果的に伸ばすことが出来ます。

非認知能力とは具体的にどんな力なの?

非認知能力は、9つに分けて考えられています。具体的には以下のように分けられています。

  1. 自己認知:自分に対する自信がある、やり抜く力がある
  2. 意欲:やる気がある、意欲的である
  3. 忍耐力:忍耐強い、粘り強い、根気がある、気概がある
  4. 自制心:意志力が強い、精神力が強い、自制心がある
  5. メタ認知ストラテジー:理解度を把握する、自分の状況を把握する
  6. 社会性適性:リーダーシップがある、社会性がある
  7. 回復力と対処能力:すぐに立ち直る、うまく対応する
  8. 創造性:創造性に富む、工夫する
  9. 性格的な特性:神経質、外交的、好奇心が強い、協調性がある、誠実

慶応義塾大学・総合政策学部 准教授である中室牧子氏は、この中で特に重要な非認知能力として、自制心」「やり抜く力」が重要であると指摘しています。なぜ重要か、考えていきます。

自制心

この自制心について研究発表しているのが、コロンビア大学のウォルター・ミチェル教授の「マシュマロ実験」です。実験について簡単にお話していきます。

186人の4歳児にマシュマロを渡し、「食べてもいいけれども、大人が部屋に戻ってくるまで我慢できれば2つにしてあげます」といって大人は部屋を退出します。

そして15分後に大人が部屋に戻ってくるまで待てるのかどうかー非常に単純なこの事実で、研究者は「自制心」を計測しようとしたという実験です。

186人の被験者のうち、15分間我慢して2つのマシュマロを手に入れられた子どもは全体の約3分の1にという結果でした。この研究が重要なのは、この後の調査結果です。

我慢して2つ目のマシュマロを手に入れた子どもは、手に入れなかった子どもに比べて、のちの学力や収入、健康状態などが良いという結果が出たのです。それに加え、自ら長期的な目標を立て、何ができるかを追求し、達成に喜びを感じる自立した大人に成長しているというのです。

やり抜く力

ペンシルバニア大学 心理学教授 アンジェラ・リー・ダックワース氏が成功者の共通する1つの性格として「グリッド(やり抜く力)」を上げているのです。グリッドとは、具体的には「物事に対する情熱であり、継続的に粘り強く取り組み、最後まで物事をやり遂げる力」と考えられています。スポーツ選手の多くのが、グリッド(やり抜く力)が高いという調査結果が出ているのです。

この2つの非認知能力ですが、よくよく考えると大人でも当てはまることです。勉強でも仕事でもやり抜くことが出来ない人は必ず失敗します。
自制心の無い人は自分の欲に勝てず努力を怠ることでしょう。
この2つの能力だけでも高めることが出来れば人として大きく成長することが可能になる。

いつから非認知能力を伸ばすべき?

「非認知能力の大切さは分かったけれど、いつから始めればいいの?」と思う方もいるでしょう。

答えは「できるだけ早めにスタートするのがよい。」です。

非認知能力は、「雪だるま式」に身に付いていくという研究結果があります。そして非認知能力が、身に付く期間は個人差があるのです。できるだけ早く非認知能力を意識することで、さまざまな側面で能力が有利に働くと考えられます。

例えば、子どもがスポーツに取り組んでいるとします。一生懸命取り組むことで、できることが増えていきます。その喜びが自信や「もっと上手になろう。」といった意欲へと繋がるのです。

ここには非認知能力である「意欲・忍耐力・自制心」が隠れています。

特に幼児期など脳の発達が著しい時からはじめると自然と身につきます。大人になってからだと様々な経験などが邪魔をします。
そういった側面から考えてもできるだけ早くスタートすることを心がけましょう。

非認知能力を今日から意識しよう

非認知能力は、子どもの成長に切り離せない能力です。保護者として、今日から子どもにできることはないか考え、行動していきましょう。

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