幼児教育はいつから始めるべき?

幼児教育はいつから始めるべき?

「幼児期」といわれる1~6歳は、人間としての土台を作る時期。生活習慣を身に着け、自立心が芽生えるとともに、さまざまなことに関心が向き、自分の世界を広げていきます。

その中で芽生える「知りたい」という意欲や「がんばろう」という忍耐力、他人の気持ちになって考えるやさしさは、その後の学校生活はもちろん、社会に出てからも必要となる大切な力になります。

生きる力を育むという意味での幼児教育を、いつから行えばいいのでしょうか?

答えは「生まれたときから」です。

しかし、必ずしも幼児教室に通う必要はなく、特別な教材も必要ありません。発達に合わせ、子どもの力を引きのばすことを意識しながら接することが大切です。

それぞれの年齢に合わせた幼児教育のポイントを紹介します。

0歳児には五感への刺激と信頼感を与える

0歳児の赤ちゃんには「教育」というよりも、五感を刺激して発達を促すといったほうが正確かもしれません。

おむつを替えながら話しかけたり、外出していろんな風景を見せてあげたりします。

また、タオルやボールなどいろんなものを手に持たせ、指を動かすよう働きかけることも脳に刺激を与えます。月齢が進み、両手が使えるようになったら紙を破く遊びも取り入れるといいでしょう。こうした働きかけをするときに注意しなければならないのは、できる・できないの判断を下さないこと

赤ちゃんのすることをすべて肯定してあげることで、赤ちゃんは親に受け入れられているという信頼感と自分は愛されているのだという自信を深めていくのです。

1~3歳児向けの幼児教育とは

1歳になるころには、ハイハイができるようになり、やがてひとりで歩き始めるようになります。

身体の筋肉も発達し、手はボールなどを握るだけでなく、指先でモノをつまむことができるようになります。

言葉の面では、クルマのことを「ブーブー」と言うなど幼児語ながらモノと言葉を結び付けて考えることができるようになります。

1~2歳ごろにかけて「ワンワン」「いる」といった2語文も出るようになります。

運動、言葉の両面でめざましい発達をとげる1~2歳にかけては、手先を使うような遊びを取り入れたり、豆のような小さなものをつまんで食べたりして、指をよく使う場面をたくさん作るといいですね。

指先の器用さは脳の働きにもつながるといわれています。

また、周りのものの名前を呼び出したら、2語文で話しかけてあげるよう意識し、言葉の知識を増やすよう働きかけましょう。

3歳ごろになると、自分で服を脱ぎ着したり、歯磨きや手洗いをしたりと生活習慣が身につくようになります。

身体能力の発達もめざましく、手を使わずに階段を上り下りすることもできるように。

また、クレヨンなどで丸を描くなど、手も複雑な動きが可能になります。

言葉の面では「今日は雨が降る」といった3語文も理解したり話をしたりすることができるようになります。

ままごとなどのごっこ遊びを好んでするようになる時期なので、ときには親も子どもと一緒にごっこ遊びを楽しんであげてください。ごっこ遊びは観察力や記憶力を養ううえでも大切な時間です。

この時期はなんでも自分でやりたいという意欲が強くなる一方、親の言うことに「イヤ!」と反抗することも多くみられます。

いわゆる「第一次反抗期」ですが、これは自己を確立するための第一歩で成長の証です。

チャレンジしたいという気持ちをほめるとともに、もしも失敗しても「今度はきっとできるよ」と励まして意欲を育ててあげてください

4~6歳向けの幼児教育とは

4歳になると多くの子どもが幼稚園や保育所に通い、集団生活を経験するようになります。

4歳から6歳にかけては運動面では、片足でケンケンしたり、でんぐり返りができるようになり、手先もハサミを使えるほどに発達します。

自分の名前を言えるようになり、ひらがなで書かれた自分の名前が読めるようになります。

色の名前や時間の概念(昨日、今日、明日)といったことも理解できるようになります。

また、集団生活を始めることで世界が広がり、友だちと遊ぶ機会が増えることがさまざまなことに興味を持つ時期です。

「あれは何?」「どうして〇〇なの?」と親を質問攻めにすることもありますが、できるだけ答えてあげることが大切です。

親でもわからないことは、「じゃあ一緒に調べてみようか」と一緒に答えを探すと、親子とも楽しめるでしょう。

子どもの好奇心を育て、世界を広げるなかでさまざまなことを学ぶのはよいことです。

子どもに知識を与えるというスタンスではなく、自発的に知りたいことを知る過程で知識を得ていくようにしたいものです

就学時間近になると、できたことをほめることに加え、社会にはきまりがあることや、いつでも自分の好きなようにふるまえるわけではないことも伝えていきましょう。

ルールを守って遊ぶことや決まった時間がくるまでおやつは我慢すること、起きる時間・寝る時間は守ることなどが身についていないと、小学校入学以降の生活態度や学習意欲にも影響を及ぼします。

まとめ

どの年齢でも成長の過程に合わせて、子どもの能力や世界を伸ばしてあげる姿勢がポイントです。

そのなかで子どもの能力や興味を引き出すために、幼児教室へ行ったり教材を使ったりするのは有意義なこと。

そのかわり、子どもが少しでも嫌がったり興味を示さなかったりしたら、スパッとやめる勇気も必要です。

また、年齢と「できること」はあくまで目安にすぎません

3歳なのに2語文しか話せないからダメだと焦る必要はありません。経過を見ながら、相談機関や保健所にアドバイスを仰いでください。

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