非認知能力とは?非認知能力の重要性

「子どもには、将来勉強やスポーツができる子に成長して欲しい。」子どもを大切に思っている保護者だからこそ、子どもの将来が心配になりますよね。「でも、具体的に子どもに何をすればいいのだろう。」「保護者としてできることがあるのかな。」と思い悩んでいませんか?

そんな悩みを抱えている保護者の方に注目して頂きたいのが「非認知能力」です。
実は、非認知能力は子どもの将来の学歴や年収に影響する力ということで、世界中で注目を浴びている力なのです。

非認知能力とは

「人間の気質や性格的な特徴、IQや学力テストで計測できない力」を非認知能力と言います。
言い換えると、「我慢強い」「協調性がある」「計画的」などを示します。

ちなみに、反対の言葉が「認知能力」です。
数字を理解する、文字を書くといった計測できる力のことを言います。非認知能力が目に見えない能力に対し、認知能力は目に見える能力ということを示しています。

なぜ非認知能力が注目されているのか

「子どもの将来のために何かしなければ。」と焦る保護者の方が多いと思います。ドリルを使って読み書きすること、計算、英語などの知的教育は目に見える力のため、周囲の同じ年齢の子どもを比較して落ち込んでしまうこともありますよね。

ところが、近年の研究で、知的教育の効果は一時的なもので必ずしも継続的に効果が見られるとは言えないという研究結果が発表されたのです。その研究が「ペリー就学前プロジェクト」です。

ペリー就学前プロジェクトとは

1962年から1967年の間、経済的に恵まれていない家庭の3~4歳の子ども123名を対象に行われたものです。

子どもたちを2つのグループに分け、就学前に教育の時間と与えるグループと教育時間を与えないグループの子どもを比較するという研究が行われました。

就学前に教育の時間が与えられた子どもに対しては、毎日2時間教室で学ぶ時間が設定され、週1回教師が子どもの各家庭に訪問し、90分の指導を実施しました。
教育内容は子どもの年齢や能力に応じて、非認知能力に重点を置き、子どもの自発性を大切にする活動を中心に実施しました。

この2つのグループは長期的に追跡調査が実施され、子どもが40歳になったタイミングまで続けられました。

その結果、非認知能力に重点を置いた教育を受けていた子どもは40歳になった時点での収入や持ち家率が受けていない子どもに比べ、高かったのです。

「教育を受けたから伸びたのでは?」と考える人もいると思います。しかし、子どものIQは教育を受けている子どもは一時的にIQが伸びていますが、9歳ごろになると大きな差は見られなくなります。

この調査結果から、幼少期に非認知能力に重きを置くことが、子どもの成長を長期的な目で見た時に効果的と言われています。

海外でのこの調査結果から、日本でも幼少期の非認知能力にスポットが当てられています。

目に見える「認知能力」だけに目を向けることは危険

今回は、非認知能力がどのような能力なのか・注目を浴びている理由について、研究結果を参考にお話しました。本を読むこと、計算をすることなど目に見える、認知能力を伸ばすことは大切なことです。同時に「非認知能力」にも目を向けるようにしましょう。我慢強さや努力の大切さなど、生きていく中で必要なスキルを身に付けることも大切です。

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